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マスコミの本質は乞食である。
- 2011.10.30 Sunday
- 政治経済
- 12:06
- comments(2)
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- -
- -
- by 真人
それにしても、最近のマスメディアの腐りっぷりには、目を覆うしか無い。
しかしながら、それがメディアの本質に根差している問題である事に気付いている人間は少ない。愚かにも、多くの人間が、健全なジャーナリスト精神などという物が、あたかも存在していた時代があったかのような妄想を抱いている。
断言しよう。メディアがメディアである以上、そんな物は存在し得ない。メディアという物は、本質が乞食だからだ。彼らは自分が乞食だという認識が無いのがまた困る。
新聞社やテレビ局に勤めていると聞くと、あたかもその事が素晴らしい事であるかのように感じる。
翻って、建築現場で作業をする筋肉質な土方のアニキ達は、そんなに素晴らしくないかのように感じる。
まずは、この感覚を捨て去っていただきたい。
職業に貴賎なし、どちらの職業も素晴らしい、と言っているのではない。建築現場の作業員は素晴らしく、メディア人は素晴らしくないのである。また、建築現場の兄ちゃん達同様に、モノ作りの日本を支える中小企業のくたびれた社長は素晴らしいが、メディアの頂点にふんぞり返って高い給料をもらっているテレビ局社長はゴミである。私はこれを言い過ぎとは思わない。本気でそう思っている。
まあ、このような事を書いたり言ったりすると、当然ながら角が立つ。だから普通はこんな事を大々的に公言したりはしない。
かく言う私の身内だけを見渡してもなかなかの顔ぶれが揃っており、自営業者がサラリーマンほど真面目に税金を納めていないと言えば伯父1を叩く事になり、メディア批判は新聞記者の伯父2を叩く事になり、タバコを非難するとJT勤めの伯父3を叩く事になり、電力会社を罵れば祖父、大企業を叩けば父である。まあ、このような私ではあるが、親戚の集まりの際は、割と遠慮無くこの辺りを叩きまくっている。<オイ
私は彼らと議論をする事で、自分の考えを(出来るだけ)偏りなく研ぎ澄ますよう心がけている。
という訳で、「世間を知らない馬鹿だから、そんな無茶苦茶が言えるのだ」という思いはひとまず封印していただきたい。私はどちらかと言えば、この手の発言には慎重になるべき環境に居るのだから。
これからメディアの事をけちょんけちょんに貶す事にするが、その前にお断りしておく。別に私は新聞記者の伯父を嫌っている訳ではない。メディアに携わる仕事は現在世間に認知されているよりも遥かに価値の無い仕事ではあるが、それと私が伯父を尊敬している事とは別の話である。まあ、伯父は出世よりも現場で記事を書き続ける事を心に決めた男なので、今回批判するメディアの人々とは少々毛色が異なるのは事実だ。
さて、ひと通り言い訳を終えた所で、メディアのそもそも論に入って行きたい。
メディア、つまり情報屋とは、タイトルにも書いたが、はっきり言ってしまえば乞食である。
ここに、山田太郎(仮名)という、畑仕事が嫌いで、まともな職にもつかず、遊んで暮らしている青年が居るとする。
しかし、働いていない為に村八分である山田は、当然ながら食べていく事が難しい。親にも見放され、このままでは餓死するのを待つばかりである。ところがこの山田、人の噂話を集めるのが趣味のような男で、「おい、山田。佐藤さんと金子さんが結婚するんだって?」と尋ねれば、「来月に婚約するらしいよ」と最新の情報が必ず手に入るというなかなか使える技能の持ち主であった。
そんな山田の話を聞きつけた地元の有力者こと山本が、山田太郎を家に呼び、「面白い話を聞かせてくれれば、お前に飯を恵んでやる」と山田に持ちかけた訳である。山田は嬉々として村で起きた事件のあれこれを面白おかしく話し、山本に大いに気に入られた。山本は、「これからも俺の為に情報を集めろ。それが面白ければ、今後も飯を食わせてやる」と山田を活用する事にする。太郎は山本に情報を提供する事で、畑仕事に精を出す山田家の両親よりも贅沢なご馳走を食べられるのである。山田は歓喜し、山本のために情報を集める事を生業とするようになった。
これが情報屋山田太郎の誕生である。山本の他にも彼の話を聞きたがる者は多かった。気がつけば村の有力者である山本の他にも、金田の家でも同様に情報を売り、飯を食わせてもらうようになっていた。
ある時、金田が尋ねる。「そう言えば、山本さんの所の息子、どうにもならないドラ息子だって聞いてるけど、本当の所はどうなの?」と。山田は迷った。山本の息子がどうにもならないクズである事は、当然山田は承知している。しかし、山田は山本に飯を食わせてもらっている立場である。有力者である山本を怒らせるような事になれば、元の無職ニートに逆戻りし、最後には餓死してしまうかもしれない・・・
それを恐れた山田は、結局金田にこう答えた。
「山本さんの息子さんは良い人ですよ。なんか、色々勉強とかがんばってるらしいです」
普段の切れ味鋭い情報とは違い、ずいぶんと適当な嘘ではあったが、金田は「へえ、噂ほど酷い人じゃないんだな」と納得する事にした。
この構図が大きくなった物が、現在のマスコミである。どう見ても規模が大きくなっただけの集団乞食である。奴らは飯を食わせてくれる(金を支払ってくれる)相手に媚びる事しか出来ず、間違っても逆らう事はない。そしてタチの悪い事に、このクズ野郎は畑仕事で立派に生計を立てている両親を、自分よりも食べる飯が貧しいというだけで、見下している訳である。
自分の力で食べていけない者が有力者のご機嫌取りをしているだけであり、まともな精神の持ち主であればこの構図に反発を覚えるはずだ。現代に生き残るマスメディアは、ここではっきりと「山本の息子?びっくりするぐらいクズです。あの馬鹿息子と来たらセックスとドラッグに夢中で、何人も女を破滅させていて、それでも有力者の息子なものだから咎める者も居らず被害者は泣き寝入りだ」と、付加価値付きの情報を断言できる物でなければならない。そうでなければ、情報産業に価値は無い。
(逆に言えば、それが出来るならマスコミは非常に価値のある存在である)
これを端的に見せてくれる報道が、つい最近にもあった。
大阪市長選挙を来月に控えた橋下元大阪府知事への人格攻撃が、週刊誌にこぞって掲載されるようになった事だ。
マスコミは、橋下の父が暴力団であるとか、同和の出身であるとか、彼の唱える政策への反論は一切無しに、「橋下はクズ、嘘つき、外道!」と叫んでいるだけである。読む価値無し。これが君たちの誇るジャーナリズムかね?まあ、橋下と平松の直接対決があまりにも一方的な橋下の勝利であった為、橋下を貶して落とす方向に路線をシフトしたのだろうが。(ついでに言うと、普段は犯罪者すら人権の名の下に擁護している割には、ずいぶんと酷い報道ではないか。橋下自身の犯罪歴という訳でもなく、こんな物をドヤ顔で披露する輩にはまともな知性は期待できない。と、普通の思考の持ち主であれば思うはずだ)
ところが、非常に残念な事だが、我々はマスメディアがこのように人格攻撃を行う様を見ると、「え?今まで橋下さんの事、いい政治家だと思ってたけど、騙されてたのかな?」とすぐに思い込んでしまう。「メディアがこれだけ叩く以上、橋下さんにも何か悪い所があるのでは・・・」と思い込む。アホである。マスコミもアホだが、これを額面通りに受け取る方もアホだ。
騙される者と騙す者では、騙す方が悪いに決まっている。これは動かない事実だ。しかし、騙されない知恵を身に付けた者から見れば、簡単に騙される者もまた、迷惑極まりないのである。
ゆえに、我々は安易に騙されないように、自身の思考をコントロールする術を身につけなければならない。
本来であれば、我々はまずマスコミを疑うべきなのだが、生まれてこの方「マスコミの報道は正しい!」と繰り返し刷り込まれている我々は、なかなかこの概念を振り払う事が出来ない。そんな時は、心の中でこう叫ぶがいい。
「マスコミは乞食!乞食が急に卑劣な報道をした時は、その裏には権力者の存在があるはずだ!」
これだけで、かなり騙される確率は減る。特に「不当な人格攻撃」は反日朝鮮人の常套手段である為、非常に分かりやすい(笑)
今回の場合、橋下の敵は明らかである。彼が進める政策のうち代表的な物として「大阪都構想」あるいは「反日的教職員を罷免する権利を府知事が得る事」あたりがパッと思いつく。つまり、現在の制度にぬくぬくと守られている公務員や、反日教育を推進する日教組、その裏にある総連や民団といった朝鮮組織が、橋下を叩き潰したい勢力としてすぐに思い浮かぶ。そして、これらの団体はマスコミ様の大スポンサーである。ここまで言えば賢明な閲覧者の諸兄におかれては、これ以上の説明は不要であろう。
私は普段日本人を無知蒙昧無能馬鹿扱いするが、実際の所、日本人の知的水準は圧倒的に高いと思っている。つまり、理論的に説明されれば理解する程度の頭を、我々は持っているのである。それを使わないからアホ扱いされるだけで(笑)
賭けてもいいが、マスコミはこれから選挙までの一ヶ月、橋下叩きのネガティブキャンペーンをしつこく展開する。ニュース番組では「橋下VS平松」の構図が煽られ、「橋下劣勢!平松有利!」と叫び続ける。番組内では平松の方が支持者が多いというアンケート結果まで用意され、橋下に勝ち目なしと散々に叫ぶ。ところが、いざ蓋を開けてみれば橋下の圧倒的勝利(多分、7〜8割ぐらいの票を橋下が得る)で幕を閉じ、「あの橋下叩きの報道は、一体何だったんだろう・・・」という虚脱感を国民に与え、メディアの威信は更に下落する。
以前私は未来予想という記事で、これから一年〜二十年単位で世界に何が起きるかを予想してみたが、今回の件についてはたかだか一ヶ月先の話である。的中率はほぼ百%と自信を持って言える。いきなり橋下氏が暗殺されたりしない限り、鉄板である。
予言の種明かしをすると、現在の状況は前に大阪維新の会が大躍進した選挙の時とまったく同じ状況なのである。もちろん全く同じ展開になると決まった訳ではないが、この程度は先を予想出来ない方がおかしい(笑)
ところで、私は先日も書いた通り、橋下市長誕生を応援する立場である。
ただし、それは橋下が改革を成し遂げてくれると見込んでいるからではない。
こう言っては何だが、一地方の府知事だとか市長だとか、その程度の権力者に出来る事はたかが知れている。大阪都構想?公務員の制度に風穴を開ける?そんな事は、無理だ。何故なら、現在の日本が中央集権的な政治を行なっているから。橋下が一地方の番人に過ぎないままでは、いくら彼が騒いでも暖簾に腕押し、効果が無い事が明らかだからである。
ここまで考えた上で「橋下は出来ない事をやると威勢だけはいい。信用出来ない」と思っている人は、それなりに考えた末にそういう結論を出したのであろうから、私から言う事は無い。まあ、それでも「じゃあ平松は信用出来るのか?」と問いかけてみたい所ではあるが・・・
しかし私は橋下を支持する。何故かって?橋下が騒げば騒ぐほど、後の日本革命に有利になるからである。彼が一地方でギャンギャン騒ぎ立てる事で、国民がそういう事について考えてくれるだけでも価値がある。残念ながら、橋下氏がこれから大きく成長、飛躍を遂げたり、急速に支持者を増やしたりしない限りは、「敵にかすり傷をおわせ、国民の意識を揺さぶるだけ」で消えて行く人となるだろう。権力者達には煙たがられるだけで、力尽きてしまうだろう。しかし、それでいいのである。がんばって捨て石になってくれ、橋下さん。あなたが投じた一石が、やがて大きなうねりとなって日本を巻き込む時が来る。恐らくその時の主役はあなたではないだろうが、時代の転換点における先駆者になれる程度の器は、間違いなく持っている。私はそう読んでいる。また、私は橋下氏の現在の行動、メディアへの露出のスタンスから、「彼は自らの身を捨てて、将来への礎になろうとしている」と見ている。玉砕覚悟の特攻であろう。私はそういうのが嫌いではない。
繰り返し言う。私は橋下を応援している。くだらない人格攻撃しか出来ないメディアは、己の姿を見つめ直し、対立候補の選挙公約や政策の方針をもって反論せよ。簡単な事ではないか。橋下が変化を叫んでいるのだから、対立候補は「今のままである事の利点」を掲げればいいだけだ。その程度の事も出来ないから、国民に見捨てられるのだ。そのへんの所、分かってんのか?あ、ごめん、分かってないよな。だってマスコミさんって、乞食だったもんね。期待する方が間違ってた、ごめん!(笑)
さて、ここまでこき下ろしておいて今更だが、恐らく、マスメディアにおいても下っ端の層(権力者との繋がりが薄い所)の人達は、この状況を歯がゆく思っている事だろうと思う。
彼らこそは有力者に立ち向かう牙を持つ者達である。しかし悲しいかな、それを記事に、番組に出来るだけの力が無い。権力に取り込まれる事を恐れ、フリーで活躍するジャーナリストも多数存在する。しかし彼らには大手メディアほどの影響力が無い。まことに残念な事である。
マスコミにお勤めの下っ端のまだ毒されていない皆さまにアドバイスさせていただく。社の転覆を狙うなら、来年がオススメだ。より強力になって行く反メディアの国民の声に呼応し、革命の狼煙を上げろ。あなた方が生き残る道は、それしか無い。それが出来なかった時の末路は、悲惨である。無職以下の扱いが待っている。もっとも、それが分かっているから偉い人達は必死で権力にしがみついているのだろうが。見苦しいことだ。
もしかすると、10月27日のとくダネ!に中野先生が生放送で出演したのは、そういう現場の層の反抗だったのではないかと思う。
その時の様子はこちら。
TPP反対派を誰かスタジオに呼ぶにしても、テレビの立場からすれば中野先生はあり得ないはずである。ニコ動で見た時は目を疑った。「え?これマジで放送されたの?」と思った。案の定放送事故寸前だとか色々言われているようだが、私から言わせれば中野先生を出した時点でそうなる事は確定している。故に、どさくさに紛れて中野先生をわざと呼び出し小倉アナ達に醜態を演じさせる事で、フジテレビの現状に風穴を開けようとした現場の社員が居たのではないかと愚考する次第である。
TPP亡国論の著者である中野剛志先生や、たかじんのそこまで言って委員会で切れ味鋭い議論を展開する三橋貴明氏など、現在の日本政府に反抗する人達は既に動き始めている。あとは、国民の八割を占めるというB層(特別な信念などはなく、その場の気分と状況で自分の立ち位置を決める人達。こういうのがマスコミにコロッと騙されて民主党に票を入れたりする)が目を覚ませば、日本革命は成る。
未来へ向けて、がんばれ日本!
しかしながら、それがメディアの本質に根差している問題である事に気付いている人間は少ない。愚かにも、多くの人間が、健全なジャーナリスト精神などという物が、あたかも存在していた時代があったかのような妄想を抱いている。
断言しよう。メディアがメディアである以上、そんな物は存在し得ない。メディアという物は、本質が乞食だからだ。彼らは自分が乞食だという認識が無いのがまた困る。
新聞社やテレビ局に勤めていると聞くと、あたかもその事が素晴らしい事であるかのように感じる。
翻って、建築現場で作業をする筋肉質な土方のアニキ達は、そんなに素晴らしくないかのように感じる。
まずは、この感覚を捨て去っていただきたい。
職業に貴賎なし、どちらの職業も素晴らしい、と言っているのではない。建築現場の作業員は素晴らしく、メディア人は素晴らしくないのである。また、建築現場の兄ちゃん達同様に、モノ作りの日本を支える中小企業のくたびれた社長は素晴らしいが、メディアの頂点にふんぞり返って高い給料をもらっているテレビ局社長はゴミである。私はこれを言い過ぎとは思わない。本気でそう思っている。
まあ、このような事を書いたり言ったりすると、当然ながら角が立つ。だから普通はこんな事を大々的に公言したりはしない。
かく言う私の身内だけを見渡してもなかなかの顔ぶれが揃っており、自営業者がサラリーマンほど真面目に税金を納めていないと言えば伯父1を叩く事になり、メディア批判は新聞記者の伯父2を叩く事になり、タバコを非難するとJT勤めの伯父3を叩く事になり、電力会社を罵れば祖父、大企業を叩けば父である。まあ、このような私ではあるが、親戚の集まりの際は、割と遠慮無くこの辺りを叩きまくっている。<オイ
私は彼らと議論をする事で、自分の考えを(出来るだけ)偏りなく研ぎ澄ますよう心がけている。
という訳で、「世間を知らない馬鹿だから、そんな無茶苦茶が言えるのだ」という思いはひとまず封印していただきたい。私はどちらかと言えば、この手の発言には慎重になるべき環境に居るのだから。
これからメディアの事をけちょんけちょんに貶す事にするが、その前にお断りしておく。別に私は新聞記者の伯父を嫌っている訳ではない。メディアに携わる仕事は現在世間に認知されているよりも遥かに価値の無い仕事ではあるが、それと私が伯父を尊敬している事とは別の話である。まあ、伯父は出世よりも現場で記事を書き続ける事を心に決めた男なので、今回批判するメディアの人々とは少々毛色が異なるのは事実だ。
さて、ひと通り言い訳を終えた所で、メディアのそもそも論に入って行きたい。
メディア、つまり情報屋とは、タイトルにも書いたが、はっきり言ってしまえば乞食である。
ここに、山田太郎(仮名)という、畑仕事が嫌いで、まともな職にもつかず、遊んで暮らしている青年が居るとする。
しかし、働いていない為に村八分である山田は、当然ながら食べていく事が難しい。親にも見放され、このままでは餓死するのを待つばかりである。ところがこの山田、人の噂話を集めるのが趣味のような男で、「おい、山田。佐藤さんと金子さんが結婚するんだって?」と尋ねれば、「来月に婚約するらしいよ」と最新の情報が必ず手に入るというなかなか使える技能の持ち主であった。
そんな山田の話を聞きつけた地元の有力者こと山本が、山田太郎を家に呼び、「面白い話を聞かせてくれれば、お前に飯を恵んでやる」と山田に持ちかけた訳である。山田は嬉々として村で起きた事件のあれこれを面白おかしく話し、山本に大いに気に入られた。山本は、「これからも俺の為に情報を集めろ。それが面白ければ、今後も飯を食わせてやる」と山田を活用する事にする。太郎は山本に情報を提供する事で、畑仕事に精を出す山田家の両親よりも贅沢なご馳走を食べられるのである。山田は歓喜し、山本のために情報を集める事を生業とするようになった。
これが情報屋山田太郎の誕生である。山本の他にも彼の話を聞きたがる者は多かった。気がつけば村の有力者である山本の他にも、金田の家でも同様に情報を売り、飯を食わせてもらうようになっていた。
ある時、金田が尋ねる。「そう言えば、山本さんの所の息子、どうにもならないドラ息子だって聞いてるけど、本当の所はどうなの?」と。山田は迷った。山本の息子がどうにもならないクズである事は、当然山田は承知している。しかし、山田は山本に飯を食わせてもらっている立場である。有力者である山本を怒らせるような事になれば、元の無職ニートに逆戻りし、最後には餓死してしまうかもしれない・・・
それを恐れた山田は、結局金田にこう答えた。
「山本さんの息子さんは良い人ですよ。なんか、色々勉強とかがんばってるらしいです」
普段の切れ味鋭い情報とは違い、ずいぶんと適当な嘘ではあったが、金田は「へえ、噂ほど酷い人じゃないんだな」と納得する事にした。
この構図が大きくなった物が、現在のマスコミである。どう見ても規模が大きくなっただけの集団乞食である。奴らは飯を食わせてくれる(金を支払ってくれる)相手に媚びる事しか出来ず、間違っても逆らう事はない。そしてタチの悪い事に、このクズ野郎は畑仕事で立派に生計を立てている両親を、自分よりも食べる飯が貧しいというだけで、見下している訳である。
自分の力で食べていけない者が有力者のご機嫌取りをしているだけであり、まともな精神の持ち主であればこの構図に反発を覚えるはずだ。現代に生き残るマスメディアは、ここではっきりと「山本の息子?びっくりするぐらいクズです。あの馬鹿息子と来たらセックスとドラッグに夢中で、何人も女を破滅させていて、それでも有力者の息子なものだから咎める者も居らず被害者は泣き寝入りだ」と、付加価値付きの情報を断言できる物でなければならない。そうでなければ、情報産業に価値は無い。
(逆に言えば、それが出来るならマスコミは非常に価値のある存在である)
これを端的に見せてくれる報道が、つい最近にもあった。
大阪市長選挙を来月に控えた橋下元大阪府知事への人格攻撃が、週刊誌にこぞって掲載されるようになった事だ。
マスコミは、橋下の父が暴力団であるとか、同和の出身であるとか、彼の唱える政策への反論は一切無しに、「橋下はクズ、嘘つき、外道!」と叫んでいるだけである。読む価値無し。これが君たちの誇るジャーナリズムかね?まあ、橋下と平松の直接対決があまりにも一方的な橋下の勝利であった為、橋下を貶して落とす方向に路線をシフトしたのだろうが。(ついでに言うと、普段は犯罪者すら人権の名の下に擁護している割には、ずいぶんと酷い報道ではないか。橋下自身の犯罪歴という訳でもなく、こんな物をドヤ顔で披露する輩にはまともな知性は期待できない。と、普通の思考の持ち主であれば思うはずだ)
ところが、非常に残念な事だが、我々はマスメディアがこのように人格攻撃を行う様を見ると、「え?今まで橋下さんの事、いい政治家だと思ってたけど、騙されてたのかな?」とすぐに思い込んでしまう。「メディアがこれだけ叩く以上、橋下さんにも何か悪い所があるのでは・・・」と思い込む。アホである。マスコミもアホだが、これを額面通りに受け取る方もアホだ。
騙される者と騙す者では、騙す方が悪いに決まっている。これは動かない事実だ。しかし、騙されない知恵を身に付けた者から見れば、簡単に騙される者もまた、迷惑極まりないのである。
ゆえに、我々は安易に騙されないように、自身の思考をコントロールする術を身につけなければならない。
本来であれば、我々はまずマスコミを疑うべきなのだが、生まれてこの方「マスコミの報道は正しい!」と繰り返し刷り込まれている我々は、なかなかこの概念を振り払う事が出来ない。そんな時は、心の中でこう叫ぶがいい。
「マスコミは乞食!乞食が急に卑劣な報道をした時は、その裏には権力者の存在があるはずだ!」
これだけで、かなり騙される確率は減る。特に「不当な人格攻撃」は反日朝鮮人の常套手段である為、非常に分かりやすい(笑)
今回の場合、橋下の敵は明らかである。彼が進める政策のうち代表的な物として「大阪都構想」あるいは「反日的教職員を罷免する権利を府知事が得る事」あたりがパッと思いつく。つまり、現在の制度にぬくぬくと守られている公務員や、反日教育を推進する日教組、その裏にある総連や民団といった朝鮮組織が、橋下を叩き潰したい勢力としてすぐに思い浮かぶ。そして、これらの団体はマスコミ様の大スポンサーである。ここまで言えば賢明な閲覧者の諸兄におかれては、これ以上の説明は不要であろう。
私は普段日本人を無知蒙昧無能馬鹿扱いするが、実際の所、日本人の知的水準は圧倒的に高いと思っている。つまり、理論的に説明されれば理解する程度の頭を、我々は持っているのである。それを使わないからアホ扱いされるだけで(笑)
賭けてもいいが、マスコミはこれから選挙までの一ヶ月、橋下叩きのネガティブキャンペーンをしつこく展開する。ニュース番組では「橋下VS平松」の構図が煽られ、「橋下劣勢!平松有利!」と叫び続ける。番組内では平松の方が支持者が多いというアンケート結果まで用意され、橋下に勝ち目なしと散々に叫ぶ。ところが、いざ蓋を開けてみれば橋下の圧倒的勝利(多分、7〜8割ぐらいの票を橋下が得る)で幕を閉じ、「あの橋下叩きの報道は、一体何だったんだろう・・・」という虚脱感を国民に与え、メディアの威信は更に下落する。
以前私は未来予想という記事で、これから一年〜二十年単位で世界に何が起きるかを予想してみたが、今回の件についてはたかだか一ヶ月先の話である。的中率はほぼ百%と自信を持って言える。いきなり橋下氏が暗殺されたりしない限り、鉄板である。
予言の種明かしをすると、現在の状況は前に大阪維新の会が大躍進した選挙の時とまったく同じ状況なのである。もちろん全く同じ展開になると決まった訳ではないが、この程度は先を予想出来ない方がおかしい(笑)
ところで、私は先日も書いた通り、橋下市長誕生を応援する立場である。
ただし、それは橋下が改革を成し遂げてくれると見込んでいるからではない。
こう言っては何だが、一地方の府知事だとか市長だとか、その程度の権力者に出来る事はたかが知れている。大阪都構想?公務員の制度に風穴を開ける?そんな事は、無理だ。何故なら、現在の日本が中央集権的な政治を行なっているから。橋下が一地方の番人に過ぎないままでは、いくら彼が騒いでも暖簾に腕押し、効果が無い事が明らかだからである。
ここまで考えた上で「橋下は出来ない事をやると威勢だけはいい。信用出来ない」と思っている人は、それなりに考えた末にそういう結論を出したのであろうから、私から言う事は無い。まあ、それでも「じゃあ平松は信用出来るのか?」と問いかけてみたい所ではあるが・・・
しかし私は橋下を支持する。何故かって?橋下が騒げば騒ぐほど、後の日本革命に有利になるからである。彼が一地方でギャンギャン騒ぎ立てる事で、国民がそういう事について考えてくれるだけでも価値がある。残念ながら、橋下氏がこれから大きく成長、飛躍を遂げたり、急速に支持者を増やしたりしない限りは、「敵にかすり傷をおわせ、国民の意識を揺さぶるだけ」で消えて行く人となるだろう。権力者達には煙たがられるだけで、力尽きてしまうだろう。しかし、それでいいのである。がんばって捨て石になってくれ、橋下さん。あなたが投じた一石が、やがて大きなうねりとなって日本を巻き込む時が来る。恐らくその時の主役はあなたではないだろうが、時代の転換点における先駆者になれる程度の器は、間違いなく持っている。私はそう読んでいる。また、私は橋下氏の現在の行動、メディアへの露出のスタンスから、「彼は自らの身を捨てて、将来への礎になろうとしている」と見ている。玉砕覚悟の特攻であろう。私はそういうのが嫌いではない。
繰り返し言う。私は橋下を応援している。くだらない人格攻撃しか出来ないメディアは、己の姿を見つめ直し、対立候補の選挙公約や政策の方針をもって反論せよ。簡単な事ではないか。橋下が変化を叫んでいるのだから、対立候補は「今のままである事の利点」を掲げればいいだけだ。その程度の事も出来ないから、国民に見捨てられるのだ。そのへんの所、分かってんのか?あ、ごめん、分かってないよな。だってマスコミさんって、乞食だったもんね。期待する方が間違ってた、ごめん!(笑)
さて、ここまでこき下ろしておいて今更だが、恐らく、マスメディアにおいても下っ端の層(権力者との繋がりが薄い所)の人達は、この状況を歯がゆく思っている事だろうと思う。
彼らこそは有力者に立ち向かう牙を持つ者達である。しかし悲しいかな、それを記事に、番組に出来るだけの力が無い。権力に取り込まれる事を恐れ、フリーで活躍するジャーナリストも多数存在する。しかし彼らには大手メディアほどの影響力が無い。まことに残念な事である。
マスコミにお勤めの下っ端のまだ毒されていない皆さまにアドバイスさせていただく。社の転覆を狙うなら、来年がオススメだ。より強力になって行く反メディアの国民の声に呼応し、革命の狼煙を上げろ。あなた方が生き残る道は、それしか無い。それが出来なかった時の末路は、悲惨である。無職以下の扱いが待っている。もっとも、それが分かっているから偉い人達は必死で権力にしがみついているのだろうが。見苦しいことだ。
もしかすると、10月27日のとくダネ!に中野先生が生放送で出演したのは、そういう現場の層の反抗だったのではないかと思う。
その時の様子はこちら。
TPP反対派を誰かスタジオに呼ぶにしても、テレビの立場からすれば中野先生はあり得ないはずである。ニコ動で見た時は目を疑った。「え?これマジで放送されたの?」と思った。案の定放送事故寸前だとか色々言われているようだが、私から言わせれば中野先生を出した時点でそうなる事は確定している。故に、どさくさに紛れて中野先生をわざと呼び出し小倉アナ達に醜態を演じさせる事で、フジテレビの現状に風穴を開けようとした現場の社員が居たのではないかと愚考する次第である。
TPP亡国論の著者である中野剛志先生や、たかじんのそこまで言って委員会で切れ味鋭い議論を展開する三橋貴明氏など、現在の日本政府に反抗する人達は既に動き始めている。あとは、国民の八割を占めるというB層(特別な信念などはなく、その場の気分と状況で自分の立ち位置を決める人達。こういうのがマスコミにコロッと騙されて民主党に票を入れたりする)が目を覚ませば、日本革命は成る。
未来へ向けて、がんばれ日本!
- コメント
- 言論の徒が、言論の根拠や目的を失ったのであれば、それば言論ではなく、暴論である。
-
- ペンは剣よりも強いが
- 2013/02/22 10:55 AM
- 日本のマスゴミの本質とはステマとイジメ・言論統制である。
<ステマ>
番組の殆どが(食リポも)タイアップ広告企画、
ドラマ内の家具、服・家電はスポンサー付き。
<イジメ>
ミスや失言、変わり者を叩くのが、連中の性癖である。
<言論統制>
異なる価値観・主義思想を認めない。
女性は子供を生むべきだ、核武装すべき、とか言えない空気。 -
- ライダイハン
- 2016/04/03 10:32 PM
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