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みんなが幸せになる「お金」と「経済」の話
- 2010.04.26 Monday
- ビジネス
- 23:28
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- by 真人
評価:
天野 敦之 すばる舎 ¥ 1,365 (2009-06-22) コメント:これからの時代に必要なことが、わかりやすく書かれた良い書籍です。世の中の全てがゼロサムゲームだと信じている人の目を覚まさせてくれます。 |
本日の書籍レビューは、
みんなが幸せになる「お金」と「経済」の話
です。
サブプライム問題とは何だったのか?金融危機とは一体何なのか?どうして今、こんなにも不景気にみんなが苦しんでいるのか?
そういったことを分かりやすく説明してくれる導入部に始まり、「その問題の根本にあるのは、一体何なのか?」という、分かりそうで分からない問題の根っこに迫ります。そして、その問題の解決策は、奇麗事と笑い飛ばされてしまいそうなシンプルな結論、つまり「私が幸せになり、あなたを幸せにし、みんなが幸せな社会を築くこと」という結末へ導かれます。
素晴らしいです。
色々な書籍を見てきましたが、この本の分かりやすさはダントツです。回りくどくて分かりづらい言葉が並べられていて「これ、著者自身も本当は分かってないんじゃないの?」と勘ぐりたくなるような書籍も数多くある中で、この本にはそのような疑いなど、持ちようがありません。何故なら、著者の言いたい事はどこまでもシンプルで、本質を突いたものだからです。
(逆に簡単すぎて不安になるぐらいですw)
サブプライム問題の解説などは本に書かれていますので、私からは控えておきます。
それにしても、この本に書かれている会社関係の所は、私自身が常々考えずにいられなかった事と重複していることが多々あり、非常に参考になりました。何というか、自分の考えの答え合わせをしてもらったような気分です。非常にすっきりしましたね。
というか、私の勤めている会社が、「駄目な例」に当てはまりすぎて泣けた。悲しい。
・強くなりすぎた株主の権利
株式を上場した会社では当たり前にやっている事ですが、会社は四半期(三ヶ月)ごとに業績を公開します。その上で、売り上げ見通しの発表や、計画の修正を行うわけです。が、これって何の為でしょうね?
たかが三ヶ月という短期間で、会社の何が分かると言うのでしょうか。
しかし、三ヶ月ごとに業績をいちいち書類にまとめ、公開しなければならないのです。その為にかかる手間や人件費も馬鹿になりません。それは、何のために行われていることか?はい。株主のためですね。
正直、私は「株主の評価を気にして短期的な利益を上げようとする経営者」は、アホだと考えています。
仮に、「一万キロのコースを、己の足だけで踏破しろ」と言われた時、皆さんはどうするでしょうか。おそらく、一日に歩ける距離を計算し、要所要所で休憩を取り、計画を立てて歩き始めるのではないでしょうか?坂道の多い難所であれば、歩ける距離を短く見積もるでしょうし、峠に入る前には一泊して休息を取る。そのような計画を立てるのでは?
一万キロのうち十キロを、走り抜けて疲れ果てる馬鹿は居ないと思います。が、「一万キロを走り抜けろ」と無茶苦茶な事を言う馬鹿が、株主(短期の利益を狙う投資家)なのです。
こんな馬鹿の言う事を聞いて、つぶれる経営者は馬鹿です。何故なら、株主は会社が途中で倒れようがどうなろうが、知った事ではないからです。高騰した株を売り抜け利益を得られたら勝ち・・・このような小さな事を言う者を相手にして、自分がつぶれては話にならない。
もちろん、長期的に株を保有することで会社の成長を見守る、素晴らしい投資家も中には居ます。しかし、こういった優良株主は、短期の結果には踊らされないものです。ハイエナのために優良株主を犠牲にするような事は、あってはなりません。
・奪うことで利益を得る仕組み
ゼロサムゲーム(Win-Loseの関係)という言葉を聞いたことのある人は、多いのではないでしょうか。誰かが得をすれば、誰かが損をする。当たり前だと思いますか?
百円の価値しかないものを、千円で売った場合、売った人間にとっては「九百円の得」ですが、買った人間は実際の価値より高い物を買わされている訳ですから、「九百円の損」です。これは、利益を得るための当たり前の構造・・・だと考えてはいけないのです。
企業には、特に先進国の企業においては、『新たな価値を創造する事』が求められています。何故なら、効率化してコストを下げたところで、中国や東南アジア諸国のような人件費の安い国には、絶対に敵わないからです。効率化を推進すれば、新たな価値を創造する力が失われてしまいます。つまり、バブル崩壊後に日本がたどったやり方は全て間違いなのです。
新たな価値を付与した商品を、適正な価格で提供する。こうする事によって、初めて「Win-Winの関係」が顧客との間に築かれるのです。私は得をする。あなたも得をする。こういう関係が、商取引の始まりだったはずです。物々交換の時代には自然に出来ていた事が、今はなぜか出来なくなっている訳ですね。ははは、嘆かわしい。
どう見てもインチキにしか見えない浄水器を売ってる方。この話を聞いて、どう思われますか?
本書における結論を、私は「私は幸せになりたい。あなたを幸せにしたい。みんなと一緒に幸せになりたい。みんながそう考えて、互いの幸せを望むようになれば、かならず全員幸せになれる。そのためには、まずは私がそのように変わらなければならない」と読みました。
人間が変える事が出来るのは、唯一自分ただ一人だけです。人を変える事は誰にも出来ません。例えあなたが親であろうと、あるいは神であったとしても、誰かを思うように変える事など不可能なのです(この辺りを理解していない幼稚な人間が、最近多いような気がする。幼児虐待をする親とか)。ならば、自分が変わらなければ。自分が変わり、その人柄に触れて周囲が自ら変わろうとするぐらいに、ならなければ。
本書において、一見簡単そうな「人として人を幸せにするために生きる」という事について、このように書かれています。
「自分の良さを伸ばしていくための努力が必要だし、相手を尊重し受け容れるだけの自分の人間性が問われるから、決して簡単ではないんだよ」
その通りですね。大きな人間になるためには、努力を続けなければなりません。
ニートを揶揄するコピペで、こんな感じのがありましたね(正しくは覚えてないですが)。
「親のすねをかじって食べる飯は、美味いか?」
誰かを不幸にしながらでは、人は決して安息を得る事は出来ないのです。食事は美味しくない。何をしても気力がわかない。そんな状況から抜け出すためには、誰かを幸せにしなければ。誰かを不幸にすればするほど、人は命の輝きをなくして行くのです。その先に待っているものは、絶望と死だけです。明るい生を謳歌したいなら、誰かを幸せにしなければね。
そのような事を考えさせてくれる、素晴らしい書籍でした。
よし、社長になろう。
- 2010.04.23 Friday
- ビジネス
- 23:56
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- by 真人
はい。のっけからタイトルでふざけた事を言って、すみません。
今週は、異動により課長が居なくなってから初の一週間という事で、多忙を極めました。
・・・いや、実際のところは、そんなに忙しいと言うほどでもなかった・・・か?まあ、久しぶりに残業無しで帰れた日は無かった一週間でした。
と言っても、あまり遅くなると帰るための交通手段がなくなりますので、そこまで遅い時間になったわけではありません。そういう意味では、やはり一時期に比べればぬるま湯であると言わざるを得ませんね。
しかし、今週は忙しかったですが、入社以来初めてと思えるぐらいに、楽しい一週間でした。
何しろ、僕の仕事に指図をする人間が居ない!
思えば、入社以来今に至るまで、誰にも指図されずに好きな仕事が出来た時間というのは、今週を除いて一度も無かった。新入社員時代は技量が足りない為、当然ながら先輩諸氏に見守られ、命令されて過ごしてきました。
そして、つい先週までは、課長という強力なワークスキルを持つ方がすぐ側にいた為、私の考え方も「まあ、俺が何もしなくても課長が何とかするだろう」と考えがちでした。さらに、私が下手な意見を言う事は課長の足を引っ張る事につながると思ってしまい、なかなか積極的にはなれませんでした。
しかし、今は違う。私がやらなければ、何も動かない。そういう状態に追い込まれた=責任を負う立場になったという事に、いつになく興奮している自分が居ます。
とりあえず、この一週間の間に、部長に対して
「実は私はこれがやりたかった、あれがやりたかった、ここをどーすればこの会社はもっとよくなる、今の会社はここが死んでる腐ってる。だから私はこれがやりたい」
と、言いたい放題させていただきました。
そして、部長も苦笑いしながら
「お前の言う事は正しい。でも、そこまで言うならちゃんとしろよ?お前が変えろ」
と言ってくれました。
楽しいなあ。
世の中には「好きな事はやりたいが責任は取りたくない」と言う人が、意外とたくさん居ますが、私にはその考え方は理解できないな。責任があるから、好きな事をするのが楽しいのに。
ドラッカーのマネジメントにも「責任を与えられた者は、与えられた職務に全力を尽くす」というような事が書かれています。責任を持たない人間は、言われた事しか出来ません。それが、日本の企業を覆い尽くす倦怠感の正体だと思います。実感として。
「責任を取るのが嫌だ」と言う人間は、多いです。しかし、その考えがどこから生まれるかと言えば、「出来る限り最善を尽くしたとしても、結果が出ない。そして責任を取らされる」という事例が、世の中に氾濫しているからだと思います。
これに対して、私が尊敬するライブレボリューションの増永社長は、
「結果に対して責任を求めない。過程に対して責任を求める」
というスタンスを取っています。
素晴らしいな。増永社長の経営に対する真摯な取り組みは、本当に素晴らしい。
増永社長は、自分の会社において『絶対に怒らない』事をルールとして組み込んでいます。例えば、一千万円の損害を会社に与えた社員が居たとします。その時、増永社長は言います。
「あなたは、一千万円の損失を会社に与えました。しかし、あなたは同じ失敗を二度と繰り返すことはしないでしょう。しかし、あなたをクビにしてしまえば、違う社員が同じ過ちを繰り返すかも知れない。あなたには一千万円分の授業料を払ったと考えています。あなたには、ますます仕事で活躍してもらわなければならない。第一、あなたにその仕事を任せたのは経営者である私なのですから、その一千万円の損害で会社の経営が傾くようであれば、その責任は私にあるのです」
人の上に立つ者が、みんなこのような事が言えるようであれば、世の中はまだまだ素晴らしいものになると思うのですが・・・
ちなみに、上の一幕は、増永社長が実際に経験したお話を要約してますので、気になった人は起業家物語を読むのが良いでしょう。ちなみに、私は起業家物語はもちろん、ブログの記事も全部読みましたよ(結構時間かかった)。
ついでに言うなら、私が読むビジネス書の大半は、増永社長が読んだものです。完全に増永社長の追っかけ状態ですね。もっとも、直接お会いしたいとは思っていません。今はまだ、正面から向き合える気がしない。
増永社長は、本当に私のヒーローです。私も増永社長のように生きたい。
私は思うのです。今の会社が嫌だ。だから、辞めよう。今までそう考えてきました。しかし、この一週間、初めて全力で仕事に取り組んで、「楽しい!」と心からワクワクして、ちょっと考えを改めました。会社の仕事を楽しくないと感じていなかったのは、私が楽しもうとしていなかったせいなのではないか、と。積極的に仕事をしていなかったから、楽しくないと思っていたのではないかと。
私は、我が社の社員はロクデナシばかりだと思い込んでいました。
何という視野の狭さでしょうか。私が心を閉ざしていたから、誰もが私を避けていただけで、本当は味方はすぐそこに居たのだと、気付かせてくれた一週間でした。
誰もが私と同じような不満を胸に秘めて、何とかしたい、でもどうすればいいのか分からない。そんなジレンマに苦しむ仲間ばかりだったのだと気付きました。
(・・・いや、まあ、本当に駄目な人も居るけど・・・でも、そんな人にもきっといい所のひとつやふたつぐらい・・・ねえ?)
強く生きよう。みんなで手を取り合って、助け、助けられる関係を築こう。
私は、社長になりたい。社長になって、自分の会社を、誰もが働く事を誇りに思えるような立派な企業にしたい。助けたい。助けられたい。時に競い合い、自分を高めたい。
また、無茶な目標を立てたものだと、我が事ながら呆れざるを得ません。しかし、「そうしたい」と本気で思った事だけは確かだから、こうしてここに書いておきます。書いてしまえば、もう引っ込みはつきませんからね!(笑)
それに、気付いたんです。サラリーマンは、上司の人となりに、人生のかなりの部分で影響を受けます。自分のやりたいようにやる為には、自分が一番偉くなるしか無い。そう思って、世の大抵の人達は出世競争に身を投じる訳ですね。私は今まで「出世なんかどうでもいい。こんな会社で出世しても何にもならない」と思っていましたが、これは間違いでしたね。斜に構えて、「そんな物は欲しくないよ」と手の届かない夢を諦めたポーズをしてかっこつけても、私は幸せになれない。
社長になりたいという夢を持っている人って、実は結構たくさん居るんじゃないかな?まあ、社長になりたい人が、何を目的になりたいと思っているのかは知りませんが。(あまりほめられた動機じゃない人も多いと思いますが)
すべては、夢を持つことから始まる
大好きな言葉です。
勢いあまって『ライブレボリューション』カテゴリを作ってしまった・・・どうするんだ俺。ライブレボリューションとは縁もゆかりも無い人間なのに。しかも、普段は不真面目全開の変態道まっしぐらな記事ばっかり書いてるちょっとアレな人なのに。
こんなブログで増永社長のこと書いて、ご本人の迷惑になったりしないかな・・・今更ながら、ものすごく心配になって来たぞ・・・
でもまあ、大丈夫か。一日百アクセスも無いような小さなブログですしね。
迷惑だったら、消します。でも、一人の人間として、増永社長の姿勢からは学びたい事がたくさんありますので、出来ればそっと見守っていただきたいと思います。
私は、本当にライブレボリューションのファンなんです。どのぐらいファンかと言えば、ライブレボリューションが株式上場する時に、全力で株を買う為だけに証券会社の口座を開設したぐらいです。
(私は株式投資はまったくやりません。また、ライブレボリューションが株式上場するなんて話も、まったく聞いたことが無い。でも、将来絶対に上場すると思います。遅いか早いかの差でしかないなら、今から株式取引専用の口座を開いたとしても、何も問題は無いな)
ちなみに、「意外と出世してこの会社を変えるというのも悪くないんじゃないか?」と思ったきっかけは、部長が私を呼ぶ時に、
「おい、真人課長!」
と呼んだ事だったかも知れません。元課長が異動されたので、私を課長と錯覚してしまったのでしょうか(笑)
(実際にはちゃんと別部署から新しい課長が赴任されています)
単なる言い間違いですが、その一言で「もしも私が偉くなったら、ここを直して、あそこを改善して・・・」といった考えが次から次へとあふれ出し、居ても立っても居られなくなってしまったのです。また、部長にそう間違えて呼ばれるという事は、実は私にもまだ出世の目はあるのか?とね。よく考えたらまだ二十代なんだから、挽回は可能な歳でしたね。今が一番バリバリ働ける年齢ではないか・・・諦めるのはちょっと早すぎるぞ、と。うん。何で俺、今までそんな簡単に色々諦めてたんだろう?
その程度のことでテンションが上がるのですから、私も単純な男ですね(笑)
掃除道
- 2010.04.21 Wednesday
- ビジネス
- 23:37
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- by 真人
本日のビジネス書レビューは、
掃除道 (PHP文庫)
です。
ところで、この本って文庫版が出てたんですね。知らずにハードカバー買っちまったよ。というか、確かこの本を買った時、私はメモ用紙に欲しい本のタイトルを二十冊分ほど書き綴り、
「ヘイそこの店員さん、申し訳ないけど、このメモに書いてる本、全部買うから用意してくれる?」(意訳。さすがにこんな言葉遣いはしません)
とお願いしたのであった。
うーむ。これでは、文庫版もハードカバー版もないよな。基本的には全てハードカバーで揃えてしまったような気がする。
そして、あんな事を本屋にお願いした時の私には、謙虚な心が足りていなかった。この本を読んだ後では、その事は認めざるを得ない。まあ、いいお客さんだとは思いますし、そこまで砕けた頼み方をした訳でもありませんけどね。その時の会計は、二万円を軽く超えた・・・
本書は、イエローハット代表の鍵山秀三郎氏が、掃除の有効性について語る内容となっています。
特に、トイレ掃除が人にもたらす効能について、ただひたすらに語っていらっしゃいます。
掃除道具の揃え方から便器の磨き方、それにより起きた素晴らしい効果の事例の数々が、丁寧に書かれています。ただ、その掃除の方法が『絶対確実に正しい』とは言えないと思います。
(サンドメッシュで尿石などを削り落とすやり方は、トイレ自体を傷つける事につながる可能性がある・・・と言っても、そこまでしないと落ちない汚れを落とそうとしているという事なので、仕方ないですけどね。でも、多分トイレ製造のメーカーとかは「やめて」って言うだろうなあ)
が、その意気やよし、です。
人間は、暗い所、汚い所、臭い所を、本能的に避けます。そして、トイレは汚くて臭い場所です。私が子供の頃は、公園のトイレなどと言うと、一瞬でも早く出て行きたい場所であったように思います。息を止めて入って用を足して、速攻で逃げ出すように外へ出たような。その時の事を思う限り、最近のトイレはどこも綺麗ですよね。それは、こうした本にも書かれている『掃除をする事によってもたらされる効果』について、一般にも認識が広がっている為でしょう。
私が最近引っ越したのも「こんな、いくら掃除してもボロボロの場所に住んでいては、自分の人格が駄目になってしまう」と考えたせいでもありますし。(まあ、周辺環境がやばかったのが第一の理由ですが)
掃除道の帯には「掃除を毎日続けるだけで、赤字企業が黒字になり、荒廃した学校が甦り、犯罪も減少した!」と書かれています。掃除するという観点だけから見れば、「そんなアホな」と思いそうな事ですが、さにあらず。ただし、この帯のあおり文句は嘘ですね。掃除をした『だけ』では、そのような素晴らしい効果は生まれません。
掃除をすることで、心を磨き、その心に周囲が感化されてこそ、そういったプラスの効果が働くと言うべきでしょう。みんなが適当に掃除をしても、何も変わることはありません。掃除をしようとする心と、その徹底ぶりが重要です。
掃除などという面倒事は、誰もやりたがりません。私自身は週に一度ざっと部屋を掃除するぐらいで、掃除が楽しいと思った事はありません。しかし、それではいけないと掃除道は言います。
掃除をすることは、謙虚な心を持つこと。掃除をすることは、自分の心を磨くこと。掃除をすることは、自分以外のものを大切に愛するということ。それが出来た時、いつの間にか自分本位の考えから抜け出すことができ、周囲にも愛される人間になっている。そういう事が書かれているのです。掃除道によれば、その為にもっとも効率のよい手段、誰とでも感動を共有できる方法が、掃除なのだと言います。
究極的な意味で、幸せな人生とは何でしょうか?人を愛し、愛される事ではないでしょうか。例え世界一のお金持ちであっても、孤独であることは不幸です。
人間は誰かに認められたいと願っています。しかし、残念な事に「認められようとする」という行動の中に、認められるきっかけはありません。そういう、ギラギラした欲望とは無縁の所に、羨望は存在するのだと思います。認められるためには、まず認めること。
みんなが嫌がる事をすすんで行う。誰かがやらなければならないことを自分がやる。なるほど、トイレ掃除とはそれらの条件を満たした、尊い行為であるのかも知れません。
掃除に学ぶ会という団体が、本書では紹介されています。活動内容だけパッと聞くと、果てしなく胡散臭い団体だと思います。前知識無しに「台湾へ自腹を切って旅立って、現地でトイレ掃除をひたすらやって帰って来る」と聞かされたら、正直気は確かかと思うでしょう。
しかし、本書を読めば、パッと聞く限りでは「何だそれは!?」と思うような行為の中に、感謝の心があり、感動があり、未来を思う尊い精神があるのだという事に気付きます。だとするなば、台湾へ出掛けてトイレ掃除をする、そんな生き様もアリだな、と思える訳です。あ、ただしひとつだけ。掃除に学ぶ会の方々へ。2010年現在、素手素足による清掃は行われていないとの情報がありました。・・・が、私が調べてみた範囲では、素手での清掃を続けているように見えます。地域によっても違いがあったりするのでしょうか。力不足で申し訳ない。掃除に学ぶ会の方がいらっしゃっいましたらコメント欄にて教えていただけませんか?なお、私は公衆トイレを掃除するのであれば、長靴、ゴム手袋、マスク(+掃除道具)ぐらいの装備は最低限必要と考えております。(2010年4月26日追記)
トイレ掃除する時に、素手素足はやめておいた方がいいですよ・・・その方が、トイレを感じることが出来るという主張が理解できない訳ではありませんが、トイレとは雑菌も多く繁殖する、どう言いつくろおうが不潔で危険な場所です。ちょっとした怪我から雑菌が入り込んで化膿するなどという事故もあり得ますし、感染症のリスクだってあります。みなさまが社会の役に立つべく、心を込めて掃除をなさるのは非常に共感できるのですが、そうであるならばなお衛生面には気をつかうべきです。健康に、長くトイレ掃除を続けるためには、必要な事ではないでしょうか?素手素足にこだわって病気怪我の犠牲になることは、本末転倒。避けられるリスクなら避けるべきではないでしょうか?消毒してるから大丈夫、と断言できる事ではないと思います。
手袋ごしであっても、トイレを美しくする事は出来ます。その程度のことで、皆さんの尊い精神が侵される事は無いと思うのですが、いかがでしょうか。
(逆に言うなら、掃除に学ぶ会の方が「絶対に素手素足の掃除以外は認められない!」と言うようであれば、それはひとつの形式に縛られているという事であり、残念ながら私も認識を改めなければいけない。鍵山氏の心は、その点にのみ集約する物ではないはずです)
まずは私も、会社の自分の机まわりの整理整頓、自分の部屋のトイレ磨きあたりから始めてみようかと思います。
追記
インターネットで検索してみたら、案の定というか何というか「掃除に学ぶ会は頭がおかしい。トイレ掃除で大切な事に気付けるとか言ってるけど、トイレ掃除という最も屈辱的な事を徹底して叩き込んで、人を奴隷化しようとしている!宗教などの人格改造と変わらない!」(多数意見の要約)といった主張も見受けられました。なるほど、視点を変えて見れば、そういう見方もあるんだな。というか、一般的にはこっちが多数派なのかも知れません。
しかし、そういう回答をする方であれば、「誰かに従う事はかっこ悪い事だ」「謙虚である事は自分の意見を言えないという事で、情けない事」というような事を、考えているのではないでしょうか?私は、それは間違っていると思います。
我が強い事と意思が強い事は、別物です。強気である人間が、精神の強い人間であるとは限りません。一見気の弱そうな人が、実はあきれるほど強靭な精神を備えているという事は、よくある事です。そして、著者の鍵山秀三郎氏は、謙虚な人柄の中に恐るべき精神力を備えた、仁の人であるように思います。私は、この人を否定する言葉を持ち合わせていません。
氾濫する否定意見は「トイレ掃除が嫌だ!」という一言で済む感情を、理論武装しただけの物に見えます。嫌なら嫌だと言えばいいと思うんですけどね。
少なくとも、私ならそう言うでしょう。余計な付け足しは面倒くさいだけです。
なまけもののあなたがうまくいく57の法則
- 2010.04.19 Monday
- ビジネス
- 21:16
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- by 真人
いやー。すごい本に出会ってしまった。電車で読み始めて、一気に読み終えてしまいました。(家に着く頃には読み終わってた)
なまけもののあなたがうまくいく57の法則
ビジネス書で『レバレッジ』と言えばこの人。本田直之氏の著書です。
この本は題名の通り、「どうしても怠けてしまう。一生懸命に努力を続ける事なんて出来ない」という、私のような人間にピッタリ来る事が、非常によく書かれています。読んでる間中、「あるある、うん!それはあるな!あるあるあるある!」と、あるあるの連続。これは酷い。
何しろ私の怠け癖と来たら酷い物で、油断すると何もせずにゴロゴロとベッドで横になったまま貴重な休日が一日終了するなんて事もザラにあります。夏休みの宿題?締め切り寸前に慌ててやる・・・どころか、最後までやらなかった事もある。受験勉強など計画的に出来るはずもなく、「私立大学の文系なら、英語国語世界史の三教科だけ勉強すれば大丈夫!」という訳でそちらのコースに進むも、最後には英語も世界史も捨てて国語のみ一点突破という荒業を成し遂げた男でもあります。
うん、本当に終わってんな学生時代の俺。少しは反省しろ。
そんな私にこの本が語りかける、なまけものの特徴。
結局、57個もある法則のうち、軽く40個以上が自分に当てはまるという脅威の結果が!
うん。薄々勘付いてはいたけど、俺って本当になまけものだったんだな(笑)
と、自分のなまけもの自慢をしていても仕方が無いので、本編に進みましょう。
この本の著者は、「なまけもの=始められない、続けられない、だらだらしてしまう」としています。ちなみに私は全て当てはまります。
また、著者はまえがきにおいて「なまけものである事は必ずしも悪いことではない」としています。この点は私自身常々感じていた事ですが、なまけものは工夫をします。逆に言うと、工夫をしなければ怠ける事が出来ないので、必死で工夫をするのです。努力はしません。
では、本書にて紹介されている中で、特に私が「それは言えてるな」と思ったものを、ご紹介しましょう。本当は全部紹介したい所ですが、十個に絞ります。(それでもかなり長くなりました)
私の実体験も交えてどうぞ。
・「やればできる」はウソ
なまけものが陥る最悪の罠。それが「やればできる」です。
なまけものはね。やっても出来ないんだよ。なのに、『出来ると思って事にあたるから、出来なかった時に激しく落ち込む』のです。身の程知らずと言ってしまえばそれまでですが、これは本当にツライ。いろんな意味でツライ。ぶっちゃけ、今ニートやってる若者ってのは、親に「あなたはやれば出来る子だからね」って刷り込まれた自意識過剰な馬鹿ばっかりなんじゃねえかな。
なまけものの武器は「自分は出来ない事を知っている。だから工夫する」という事です。出来ないくせに「やればできる」と思い込んでしまった人間は、工夫をしません。だから、すぐに潰されるのです。
・「こうなったら楽しい」を想像する
大きな夢を持つことは、よい事です。私も大きな夢を持っています。自分自身の手で世界征服を成し遂げて、世界平和を実現できたらどんなに幸せかと思います。が、それは無理だ。(というか、もちろん冗談です)
なまけものが持つ目標は、もっと身近な所に無ければいけません。にんじんは鼻先にぶら下がってるからがんばる気になるのであって、百キロ先に置かれたにんじんの為に走るヤツは居ない。
私の場合、スポーツクラブに通って筋トレに励んでいるのが、これに当たりますね。健康の為にっていうのも当然あるんですが、もっと単純に「引き締まった肉体を手に入れて、海にでも遊びに行けば、きっと楽しいだろうな」という事を想像しています。これはモチベーションが上がる。今年の夏が楽しみですね。
・「続けること」に努力しない
続ける事を目標にしてはいけません。何故なら、なまけものは続ける事が出来ないからです。
続ける事にではなく習慣にしてしまう事に努力するべきです。大体、続ける事を目標にがんばった事って、たいてい中途半端に終わるじゃないですか。少なくとも俺はそうだ。
『何か行動する→結果が出る→楽しい→続く』このサイクルを目指して、最初は短期的にでも集中して物事をこなす事が大切です。
私がスポーツクラブ通いを続けられているコツは、最初の一ヶ月、二日に一回行くと決めてそれを守った事だったと思いますね。明らかに筋トレのマシンのおもりの量が変わりましたから、やりがいが出たのでしょう。体重も減ったし。
・変えられないものは比べない
競争は大切です。互いに切磋琢磨するライバルとしのぎを削り合うことは、上達への近道でしょう。スポーツ選手だって、「ライバルのアイツが居なかったら、こんなにしんどい事は続けられなかった」と言うに違いありません。
が、比べても仕方ない事もある。たとえば、自分がどんな家庭に生まれたか?裕福な家庭?貧しい家庭?そんな事は比べても何にもなりません。せいぜい嫉妬心が生まれるぐらいです。そして、嫉妬心はストレスにつながり、自分にとって何のプラスにもなりません。
したがって、自分が他人と比べようとしている事が、『変えられる事なのか、変えられない事なのか』の見極めだけは、キッチリつけなければなりません。
まあ、俺はこの点に関しては体現出来てる自信があるぞ。生まれながらの虚弱体質(十歳まで生きられないと医者に宣告されるレベル)に加えて、物心付く前に片目の視力を喪失しています。みんなが持っていて当たり前と思っている、健康な肉体、両眼で見る視界。どれほど切望したか知れません。
が、そんなもん比べるだけ時間の無駄無駄。無いものは無いんだからあきらめるしかない。
第一、本書にも書かれていますが、こういう場合比べるものは『自分の短所』と『相手の長所』になりがちです。相手にも短所はたくさんあるはずなんですがね。こんな条件で勝てる訳あるか。アホか。
・常習性のある浪費に手を出さない
・・・パチンコにはまってた時期があります。毎日のようにタバコの煙と騒音の充満する、最高に健康に悪い環境に自ら飛び込み、何万円も負けて帰る。これを繰り返していた時期があります。合計すりゃ百万ぐらい負けたんじゃねえかな。何という事だ。まさに時間と金の無駄!
常習性のある浪費は、なまけものには厳禁!パチンコ以外の例でいくと、酒、タバコ、女(風俗など)が挙げられるのではないでしょうか。
ちなみに私は、時間と金の無駄と悟ってパチンコを辞めようとした時、どうしたのか。アレは、一度はまった事のある人は分かると思うんですが、「当たりの快感」「お金が儲かるという快感」「まぶしい光、けたたましい音、大音量で鳴り響く音楽」が凄まじい相乗効果をもって襲い掛かってきます。あれは一種の洗脳だよね。タチ悪いよね。
で、僕はパチンコを打ちたくなる度にニコニコ動画とかYouTubeでパチンコの実機配信を見続けました。二時間ぐらい。もちろん、絶対に打ちに行かないという条件付きで。
すると、「当たっている時の演出」しか目に入らない訳です。金が儲かるという快感と相乗効果を生まなければ、これほどつまらない物はありませんでした。完全に他人事ですね。おまけに、動画に釘付けになってる二時間という時間が、途方も無くもったいなく感じるようになります。二週間で飽きました。それ以来、僕の頭には「パチンコ=つまらない物」と叩き込まれていますので、パチンコ屋の前を通っても、何も感じる事は無いのです。いやー、ちゃんと抜け出せてよかったー。(ただし、この方法は中途半端にパチンコを打ちに行きたい時にやると、単なる代償行為となってしまい、意味がありません。注意)
・曜日で作業を決めておく
これは効果的ですね。私は、水曜日と日曜日を洗濯の日。土曜日を掃除の日と決めています。なまけものは、習慣化する事が大事。
そのせいで、土曜日に出勤して掃除が出来なかったりすると、正直ちょっとイラッとする(笑)
・自分の「持ち時間」を把握する
かしこいなまけものは、自分の時間を把握するために、時間配分表を作るのだそうです。
私の場合、時間配分表は作りませんが、「七時に帰宅した場合」「八時に帰宅した場合」「九時に帰宅した場合」の三通りで、家での行動を大体パターン化しています。
一時間はブログの更新、二時間はネットサーフィン、二時間は読書(七時帰宅の場合)といった感じで。そこからは、帰宅の時間が一時間遅れる度にネット→読書→ブログの順番で削られて行く訳ですね。
旅行先での時間配分なども、非常に重要です。使える時間が何分間あるのか、という事は常に意識しておいた方がよいです。これを意識しない休日が、僕の場合は危ない。時間配分表なー。効果的なんだろうけど面倒くさいなー。<コラ
・人に教える
・人に教えてもらう
人に教える=アウトプット。人に教えてもらう=インプット。
私が本を読んで、こうした場で紹介する事はアウトプットですね。大体にして、なまけものの記憶力なんてものはいい加減なもので、「確かそんなことが書いてたような気がする」レベルでしかありません。こうして紹介を書いたりすると、本を読み返しながら書く事になるので復習になりますし、自分がこの本を読んで何を感じたかを書き残す事も出来るし、一石二鳥ですね。
そして、人に教えてもらうこと。自分ひとりで何もかも知ることは出来ません。色々な人に必要な知識を教えてもらえる環境を作る事が、なまけものには必要なのです。大切なことはたくさん覚えることではなく、教えてもらったことをどのように活かすか、です。
「怠け者だったら友達をつくれ。友達が居ないなら怠けるな」(サミュエル・ジョンソン)
私の場合、知恵を貸してくれる人に困った事はありません。友達というのとは少し違うかも知れませんけど。
・自分にペナルティを設けない
「ペナルティが嫌だからやる」というのは、非常に優れた自己管理に一見思えます。が、人間は楽しくない事を歓迎しません。周囲に強制されるなら仕方ないかも知れません(私は会社の課す営業ノルマなどにも否定的な立場です)が、自分にペナルティを課すことなど出来るでしょうか?まして私は生粋のなまけものなのです。そんなの無理に決まってる。
第一、「ジムに行かなかったら、次の週はお酒を飲まない」なんて言ったって、ジムに行く程度の事も出来なかった人間が、お酒を絶つなんて事が出来るはずが無い。それが出来るなら最初からやってるって話ですよ。
ペナルティを課すこと、ノルマを課すこと、なまけものにはしんどいだけです。ストレスになるだけだから、やめておく事をおすすめします。(努力家であっても自分にペナルティを課すのはやめた方がいいと思うんですけどね)
最後に。
この本、私はまだ一通り読んだだけですが、今後見返す機会が多くなりそうな予感がしています。書かれている事ひとつひとつが、私自身の性格にジャストミートしていたという事もありますが、多分これは、後々じわじわと効いてくるタイプの本です。
なまけものである事は、必ずしも悪い事ではない。
私は、常々そう考えていました。それは、私自身がなまけものであるにも関わらず、会社において役に立っているという自負があったからです。むしろ、堅実に仕事をこなそうとする人間が、後々にとんでもない状況を引き起こしたりする事を、私は社会人六年という若輩ながら、幾度と無く目にしてきました。しまいにはそういう気配を感じて、問題になる前に本人に注意するようになりました。
(なまけものを自認してる私が、まじめに仕事してる相手の不備を指摘すれば、面白くないだろう事は分かってたんですけどね。これが会社で敵を作ってしまった理由のひとつでもある)
どうやらそれは、こういう事だったようです。(まえがきより抜粋)
・有能ななまけもの(タイプ:プロジェクトリーダー)
理由:自分が怠けるため部下の力を最大限に活用し、いかにたやすく成果を挙げるかを工夫するため。
・有能な働き者(タイプ:副社長・専務)
理由:自分自身が勤勉に働くので、部下を率いるよりは参謀として補佐役に回るほうが力を発揮するため。
・無能ななまけもの(タイプ:経営者やエリアマネージャーor一般の従業員)
自ら考えようとしないため、参謀の言う事を、もしくは上司の命令をそのまま実行するため。
・無能な働き者(タイプ:組織に不要な人物)
理由:過ちに気付かないまま実行し、さらなる過ちを呼び込むため。
このように、無能な働き者がもっとも始末に負えないのです。いや、これは学生のみなさんは笑うかも知れないけど、ガチよ?混乱を呼び込むのはいつだって無能な働き者です。まあ、これが下っ端として居るだけならまだいいんですが、これが上に行ってると本当に死ねる。これは私が社会に出てから学んだ、もっとも大切な事のひとつです。
私が目指す先は、「有能ななまけもの」で決定ですね。今は「無能ななまけもの」と「有能ななまけもの」の間を行ったり来たりしている(無能率が高い気がする)私ですが、有能ななまけものを目指して精進して行く中で、この本は何度も読み返す事になるでしょう。
いい本に出会えた事に、感謝です。
※ただし、なまけものでない方(努力家の人)にとっては、禁断の書と言えるでしょう。何でこんなメンタルの人間が居るのか理解出来ないんじゃないかな(笑)
ルーピー鳩山www
- 2010.04.16 Friday
- 政治経済
- 22:55
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- -
- by 真人
これはひどいwww
“ルーピー鳩山、最大の敗者”の米紙記事に、「一国の首脳に対して非礼だ!」と官房長官が不快感
まあ、ルーピー言われても仕方ねえだろうな、これは。
(※ルーピー=狂った、馬鹿な、という意味にとらえておけば、ほぼ間違いない)
失礼とか言っても、ほら、本当のことだし。怒る資格無し(笑)
そして、鳩を笑ってばかりもいられない現実に、日本国民は気付くべきだと思う。次の参議院選挙で、投票率が低かったり、民主党が過半数取ったりとかいう事が起きたら、まさにミラクルだと思う。なんというか、ミラクル級に馬鹿しか居ないのか日本的な意味で。
選挙行くの面倒だし、一票ぐらいでは何も変わらないとか臆面もなく言っちゃうアホも居るけどさー。そういう一票が集まって、政治ってのは決まるのよ?放棄しちゃ駄目。絶対。
第一、投票率が低かったら「これだけ散々な事やっても、気にしない人間の方が多い」という意思を表示する事になるじゃんよ。最悪じゃねえかソレ。怒っているなら投票するべき。たとえ好きでなくても民主以外の政党に投票する。それだけで、少なくとも怒っている事だけは表明できる。
私自身あまり頭のいい方ではないと自覚しているのだけど、どうもそれ以上に馬鹿な人に出会う確率が高いようで辟易する。
まあ、馬鹿でも生きていけるものね。なんていい国なんだガッデム。飢え死にしたりとか、滅多な事では起きないしさ。
オバマ大統領が「てめえ責任取れるんだろうな?ああ?」と発言した事に関しては、言われて当たり前だと思います。ホントすみません、うちの国の代表が馬鹿で。本当に申し訳ありません。
分かってんのか分かってないのか知らないけど、アメリカ様の核の傘に守られてる現状を忘れてはいけないんですよ?もちろん、アメリカに協力したからといって、日本が攻撃を受けた時に報復攻撃をしてくれるという保証は無い訳ですが「最強の国家アメリカに報復されるかも知れない」という一事が、どれだけ日本を守っている事か。ぶっちゃけ、このまま日米関係が悪化して、「アメリカは日本を守るつもりなし」と諸外国に見られた場合、マジで国家消滅もあり得る。より具体的に言うと、日米安保条約の破棄ですね。ヤバイね、そんな事になったら。中国様と手を組んでアメリカを牽制って手段も、あり得ると言えばあり得るけど・・・共産主義国と手を組んで世界最強軍事国家を敵に回すのが、得策とはとても思えないな、私は。
・・・そういう事を、一国の首相が率先してやってどうすんだ・・・そりゃあ、人類皆兄弟、世界平和万歳っていう思想はご立派だがよ。その前にやる事があんだろ。義務を果たさないうちに、変な事ばっか言うから脳みそお花畑のルーピーって言われるんだよ。世界平和目指したいなら、日本国首相以外の立場から目指せ。
しかし、「本当にすみません、うちの部長が本当に頭固くて・・・」みたいな気分になるのと同じレベルだよなコレ。一国の首相に対して感じる事とは思えない。信じられないw
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